局所SAR値の悪影響研究リスト (ザルツブルグ国際会議より引用)
局所SAR値
悪影響の内容
研究者
0.000021〜0.0021W/kg 細胞周期と細胞増殖の変化(960MHzのGSM携帯電話で) Kwee 1997
0.0004W/kg 携帯電話からの高周波がもたらす脳血液関門の変化:脳血液関門は脳内に入る有害物質や毒物から脳を防護する働きがある(915MHzのGSM携帯電話で) Salford 1997
0.0004〜0.008W/kg 携帯電話の高周波(915MHz)が脳血液関門から血液漏出をもたらす:パルス波の場合8〜50Hzの変調域で一番大きな病理学的な異変が見られたのに対して、連続波の場合は最も低いレベルの被曝においても最大の病変が観察できた。連続波のみを1.7〜8.3W/kg以上のSARで被曝した場合、ラットの55%が血液脳関門に目立った病変を示した。 Persson 1997
0.001W/kg 750Hzの連続マイクロ波がもたらす非熱効果で、たんぱく質の立体構造(折りたたみ)を維持する弱い分子間の結合を破壊される。その結果、DNAに損傷を与えるフリーラジカルが増加したり、細胞の成長を制御する細胞シグナルの働きを阻害される可能性がある。その際に観察された熱ショックたんぱく質が生じる効果は、組織を摂氏3度分だけ加熱することに相当していた。 de Pomerai 2000
0.0027W/kg

0.5時間被曝後に生じた能動的回避行動(条件反射)における変化

Navakatikian 1994
0.0024〜0.024W/kg 携帯電話のデジタル信号は非常に低い出力レベルにおいてヒト細胞のDNAに影響する。直接にDNAを損傷する場合も、DNA修復力が低下する場合もある。 Philips 1998
0.026W/kg

携帯電話信号(TDMA)を20分だけ被曝した細胞においてc-jun(ガン遺伝子が作るたんぱく質の一つ)の活性が平均して38%定価した。

Ivashuk 1997
0.0317W/kg 食餌と水分の摂取の低下 Ray&Behari 1990
0.3〜0.44W/kg 脳の注意機能:反応速度の増加 Preece,Koivisto et al 2000
0.037W/kg 超広域帯のパルスを毎秒600回30分照射した場合、一酸化窒素合成阻害物質でもたらされたマウスの活動亢進が抑制された。 Seamans 1999
0.005W/kg、0.05W/kg カルシウム流出量の増加。 Dutta et al 1989
0.121W/kg 心臓血管における顕著な血圧低下 Lu et al 1999
0.14W/kg 100μW/cm2での免疫反応の高まり Elekes 1996
0.141W/kg 精巣の形態変化:1ヶ月にわたって毎日2時間だけ、1時間の間に1分間・3回携帯電話の(待機モードではない)通話モードの通話口にラットをあてると精細管の直径が縮小した。 Dagdas 1999
0.13〜1.4W/kg 携帯電話の高周波(900MHzのパルス波デジタル携帯電話)に1日30分2回で18ヶ月間被曝した場合、リンパ腫ガンが2倍に増加した。 Repacholi 1997
0.26W/kg 眼への有害影響:ある種の薬物が高周波電磁波を眼に感作させることがある Kues 1992
0.15〜0.4W/kg 480μW/cm2の被曝で、悪性腫瘍の統計的に有意な増加が見られた。 Chou 1992
0.58〜0.75W/kg 脳腫瘍の減少(836MHzのTDMAデジタル携帯電話) Adey 1996
1.0W/kg 900MHzの携帯電話高周波を睡眠中に被曝した場合の睡眠パターンと脳波の変化 Borbely et al 1999
0.6〜1.2W/kg 2450MHzの高周波を被曝した場合の1本鎖または2本鎖DNAの切断の増加。 Lai&Singh 1996
2〜3W/kg 皮膚および乳房の腫瘍におけるガン化の促進 Szmigielski 1982
出典:大久保貞利氏著「誰でもわかる電磁波問題」p.127,128より

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