携帯電話の電磁波(ケータイ電磁波)についての解説。携帯電話やスマートフォンの機種別SAR値(比吸収率)や電磁波の影響を減らすための使用時の注意点等をレポートにまとめました。

携帯電話基地局の電磁波はどうですか?

 携帯電話基地局の電磁波はどうですか?


 携帯電話の通信システムは、「携帯電話機」と「基地局」とが互いに電波を使って通信し合います。基地局から電波の届く範囲を「セル」と呼ばれる小さなエリアに分割し、それぞれのセルに基地局が設置されており、端末がその時通信しているセルの範囲から出て、他の場所へ移動しても、再び次の範囲(セル)にある基地局と通信することができます。
携帯電話基地局は30~50メートルの高さのもので、ひとつの基地局で半径1.5km~3km程度のエリアをカバーしています。
導入当初は半径で10kmから20kmの大きなセルが使われていましたが、収容できる加入者数が限られる為、現在は小さくする方向に進んでいます。

携帯電話800MHz基地局

携帯電話800MHz基地局

携帯電話1.5GHz基地局

携帯電話1.5GHz基地局

PHS1.9GHz基地局

PHS1.9GHz基地局


さて、基地局周辺の電磁波についてですが、携帯電話機の出力 0.6~0.8Wに対して、携帯電話基地局の出力は約0.5W~30Wと言われています。いくら安全基準内だと言われても自分が住んでいる地域に基地局が建設されるとなれば反対するのは当然のことだと思います。
総務省は平成11年10月1日無線局の開設者に電波の強さに対する安全施設を設けることを義務づけました。(電波法第30条)基準値を超える場合は柵など施設し、一般の人が容易に出入りできないように措置をしなければならないとしています。総務省では安全で安心できる電波利用環境が整備されたとしていますが、基地局付近に住む人たちにとっては心配だと思います。

局  種 基準値を超える恐れのある範囲
携帯電話基地局
(900MHz帯,96W)
アンテナから指向方向に0.25m以内
アンテナから上方に0.7m以内
アンテナから下方に0.7m以内
PHS基地局
(1.9GHz帯,2W)
アンテナから0.03m以内(垂直コリニアアレー)
アンテナから0.2m以内(パッチアンテナ)
中波放送
(594KHz,300W)
アンテナから15m以内
短波放送
(17.9KHz,300W.カーテンアンテナ)
アンテナから前方に55m以内
FM放送
(ERP44KW)
アンテナから27m以内
TV放送(大出力局)
(VHF,ERP85KW)
(UHF,ERP110KW)
アンテナから28m以内(VHF)
アンテナから23m以内(UHF)
TV放送(サテライト局)
(VHF,ERP50W)
(UHF,ERP50W)
アンテナから0.69m以内(VHF)
アンテナから0.31m以内(UHF)

基地局建設をめぐり事業者と住民とのトラブルも多いようです。アメリカでは住民側の反対により85パーセントが立ち往生しているそうですが、日本で立ち往生しているのは建設全体の10パーセント程度であろうとのことです。
日本人が電磁波に対しての意識が低いことと、事業者側の強引さも指摘されています。

携帯電話基地局の反対理由

  • 人体への悪影響
  • 倒壊の危険性
  • テレビなどへの電磁波障害
  • 落雷誘発への危険性
  • 美観を損なう
  • 精神的ストレスの増加
  • 地価の下落
    出典:荻野晃也氏著「危ない携帯電話」p.56より
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